李朝の骨董に心打たれ、日々の暮らしから身の回りの品々を自らつくるタナカシゲオさん。
彼がつくる猪口は李朝と日本の感覚が融合されていてとても合わせやすく、休む暇なく毎日自宅でも使っている。ミニマルなフォルムながら長石(結晶化していない水晶)高台は、器を洗った際に底を上向けた姿も愛おしい。古物から新しい物まで合わせる物の領域が広く、初めて買う茶杯にもおすすめ。
中国茶はもちろん日本茶にも合うサイズ。お茶席から、日々の食卓にも楽しさを添えてくれる作品です。
磁器土は韓国のものと日本のもの、彼独自の比率でブランドされたオリジナル。汚れ、匂いがつきにくく、可愛いのにタフな素材。
size / 高さ5cm直径6.5cm
時代 / 現代 2025
国 / Japan
*配送まで一週間から10日ほど頂いております。企画展作品は全ての展示が終了後の発送となります。
*個体差がございますがご一緒に使って頂ける範囲かなと思います。
【 about タナカシゲオ 】
奈良県の明日香村。
美しい田園風景と高松塚古墳、石舞台など、歴史的遺跡や古墳が多数存在するその土地は、日本はじまりの地と呼ばれる場所でもある。その地で、土と火と自然と語らい暮らす、タナカシゲオ。李朝などの古い器に影響を受けた彼は、ただ技術を真似るのではなく、古き時代のように自ら土を掘り、広葉樹から釉薬となる灰を作り、窯も自ら作る。
『ただ技法を研究するより、その時代の暮らしを自然とするうちに自然も器にも美が宿っていくんじゃないかと思う。』そう語る彼は年上ながら、作ることを純粋に楽しんでいて少年のようです。
自然と共に生きる、つくる。その時間そのものを、心から楽しむ。それが彼の生き方であり、つくるという事。