金属製 糸巻き。
和歌山県はこの百年ほど莫大小/メリヤスと呼ばれる小寸ニットの編み立ての一代産地でした。今も国内の莫大小のほとんどが和歌山県で編まれています。
国産衣類の自給率は2%まで少なくなりましたが、古くゆったりとした編み立てが出来る機械と、その機械を動かす名もなき職人さん達は私自身のものづくりの始まりであり、故郷です。
糸を大きなコーンから分割して程よい大きさに巻き直すために使われていたそうです。
無骨な佇まいと凹み具合など使われるうちに育った景色が好ましく、個人的に大切にしてきました。
size / 16cm x h21cm
重さ 0.6kg
時代/ Unknown
国 / Japan
素材/ 金属、内部に木製の糸巻き
時代なりの汚れや凹みがあります。味わいと思ってくださる方に。
【 うつろいの間___時に寄せて】
古物
骨董
現代の作り手
国も時代も超えた、
時を届ける一点物の道具たち。
時の道具と共に
時間のうつろいに耳を澄ませる時間を。
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