ゆったりとたゆたうようなシルエット、雪のようなとっぷりとした質感と鑑賞性を兼ね備えたArtピースのようなBowl。
曲線の重なりが心地よいシルエットで、同じサイズ同士、大小でも重ねられるお作りです。重ねて置いておくだけでオブジェのような存在感のある美しい作品。
岐阜の土
萩の白
楽焼の衣
三種の共演が可能にした雪解けを思わせるとっぷりとした白。今回の企画展で初公開となった質感です。
表面の氷砂糖のような質感は、焼成を繰り返す事によって生まれています。
素材:陶器
Size: 約直径22x 17cm 高さ9cm
【 About Akari Sato/ 佐藤朱理 】
1981年札幌市生まれ。
大学卒業後、陶芸家のアシスタントを勤める。
2013年岐阜県多治見工業専攻科 陶磁科学芸術科卒業。
陶によるコンテンポラリージュエリーを制作。近年ではジュエリーで培ったセンスを活かし、楽焼の釉薬を用いて陶肌の質感表現の中心とした作品に力を入れている。
現在、岐阜県にて制作を続けている。
【 From MOUSEION 】
彼女のつくる器は全て土が羽衣をまとったような世界観を持っている。
あの土が透けるような陶肌がどうなっているのか、ずっと知りたかった。
低温と高温の焼成を繰り返す事で、低温焼成が質感を、高温焼成が食器としての機能を引き出し、土が羽衣をまとったような独自の質わ感表現と食器としての実用性を兼ねた作品を生み出しているとのこと。
器に対して色や質感のために土を何種類も使い分け、焼成を繰り返す独自の技法で、釉薬表現だけではたどり着けない質感表現を生み出している。
土と釉と彼女から生み出させれる質感から、目が離せない。
【雪白】
岐阜の黒土、萩の白、楽焼きの釉衣をまとったAkari Satoの【白】。土の気配がとっぷりとした白衣から透ける様子がまさに雪溶けを感じる質感。今回の展示で初公開された新たな質感表現の試み。
【 ご使用について 】
直火、オーブン、電子レンジ、食洗機のご使用はお避け下さい。貫入をデザインとして取り入れた作品です。ご購入時の状態を保ちたい方はキッチン用の漂白剤をお使い下さい。色の濃い飲み物などに使われたり、入れたままにされますと、器に自然と色が入ります。色が入るのを育てて頂いても、漂白剤で元に戻して頂いても、お好みに合わせてお使い下さい。