江戸の終わりから明治、大正頃にかけての物でしょうか。
ともすればこの美しさを見過ごしてしまいそうな素朴な鉄製の農具。元は鍬の一部と思われます。
鉄味がよく、用途からくる簡素な作りに用の美の味わいがあります。鉄製ですが網状のため見立ての籠のようにも思えます。
本体 size 32cm x 26cm
フック size 15cm
時代 / 明治、大正頃か about 1900CE
国 / Japan
古物商 タダコレコレ /
屋号のタダコレコレとは、江戸時代末期の僧で歌人詩人でもある、良寛和尚の書の一節にちなんだ言葉。「ただこのままである」といった様な意味。
しかし新しいものも古いものも、こう向き合うのがまた難しい。
自分の眼で選ぶと言うのはどう言う事か常に自問自答しつつ、けれど自分の気持ちの赴くままに心に留まるものを探しています。
【 うつろいの間___時に寄せて】
古物
骨董
現代の作り手
国も時代も超えた、
時を届ける一点物の道具たち。
時の道具と共に
時間のうつろいに耳を澄ませる時間を。
____________________________