土にかけられたVeil
中の黒土が楽焼きの半透明釉から透ける、月のような質感作品。余分な物のないミニマルな姿が潔く、質感の魅力を引き立てています。
半透明釉薬な流れ落ちる姿を活かした肌にしており、Akari Satoの新しい表現を存分に感じられる逸品です。
使い勝手も良い作り手なので、茶壺やケーキも似合いますし、存在自体に景色があるのでイメージがふくらみます。
素材 / 陶器
size / 約17cm 高さ12cm
時代 / 現代 2025
国 / Japan
【 月肌 soil gray 】
土の肌を半透明の Veil から透かして魅せるAkari Sato らしい表現。黒土に重ねたVeilは楽焼きの釉薬。楽焼きに合う低温、土に合う高温の焼成を交互に繰り返すことで楽焼きの釉薬に貫入や流れができ、それらがこの景色を生み出している
【発送について】
国内発送まで約1週間から10日ほど頂いております。梱包材は自然環境のため再利用しております。
ギフトなどの際は新しいものを使用させていただきますのでメモ欄などにご記載下さい。
【 Akari Sato/ 佐藤朱理 】
1981年札幌市生まれ。
大学卒業後、陶芸家のアシスタントを勤める。
2013年岐阜県多治見工業専攻科 陶磁科学芸術科卒業。
Akari Sato は陶の質感を探究する陶芸家であり、アーティスト。楽焼の透明釉薬を用い、土肌を透けてみせる独自の質感表現はオブジェから食器までが地続きのようにつながり、現実と非現実の間に Veil をかけているようだ。質感のために土を何種類も使い分け、低温と高温焼成を繰り返す独自の工程で釉薬表現だけではたどり着けない質感表現を生み出している。質感に合わせた造形を試みた今回の展示は質感と造形のマリアージュも見どころ。国内のみならず海外からも問い合わせが多く、土と彼女から生み出される【 Veil 】から目が離せない。
【 ご使用について 】
直火、オーブン、電子レンジ、食洗機のご使用はお避け下さい。貫入をデザインとして取り入れた作品です。ご購入時の状態を保ちたい方はキッチン用の漂白剤をお使い下さい。色の濃い飲み物などに使われたり、入れたままにされますと、器に自然と色が入ります。色が入るのを育てて頂いても、漂白剤で元に戻して頂いても、お好みに合わせてお使い下さい。