李朝期に用いられた移動用の板書。
李朝の古い物は自分も好きで沢山の物にふれてきましたが、見たことも手にした事もない、美しい質感。
同手のものが柳宗悦が創設者となった日本民藝館の収蔵品となっており、博物館級のコレクションです。
漆と思われる仕上げで、両面共に美しくどちらを表にしてもお使い頂けます。無駄のない作りと引き込まれる質感が魅力です。
日本の屏風は広げた姿を基本としており、こちらの板書は閉じた姿を基本としているため、閉じた時の収まりの良さ、佇まい、手持ち感の良さどれも味わった事のない完成度です。
美しく貴重なお品ですが、大げさではない佇まいですので現代の暮らしでも使い道が多々浮かびます。
茶や香の室礼に、またコレクションとしてもおすすめの一品です。
素材 / 紙、漆
国 / Korea
時代 / 李氏朝鮮 1392CE-1920CE
古物商 タダコレコレ /
屋号のタダコレコレとは、江戸時代末期の僧で歌人詩人でもある、良寛和尚の書の一節にちなんだ言葉。「ただこのままである」といった様な意味。
しかし新しいものも古いものも、こう向き合うのがまた難しい。
自分の眼で選ぶと言うのはどう言う事か常に自問自答しつつ、けれど自分の気持ちの赴くままに心に留まるものを探しています。
【 うつろいの間___時に寄せて】
古物
骨董
現代の作り手
国も時代も超えた、
時を届ける一点物の道具たち。
時の道具と共に
時間のうつろいに耳を澄ませる時間を。
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